実は浅田に行くのは初めて。行列してまで蕎麦やラーメンを食べたいとは思わない質なので。それで開店時間の11:30に着くように11時過ぎに松本駅をスタートしました。
松本駅のお城口から駅前へ。放射状にいくつか道路が延びていますが、一番太い、駅前大通りを東に向かいます。行く手にはクラフトフェアで賑わう「あがたの森公園」があって、背後には美ヶ原が見えます。
1`ちょっと歩くと松本市民芸術館というコンサートや演劇の行われる建物があって、その先にNHK松本支局、そして松本市美術館がありますが、美術館手前の「美術館西」という交差点を右折します。
細い住宅街への道を入っていくとまもなく「浅田」が見えてきます。
想像より立派な建物です。駐車場もまだ止められそうで、店内は開店直後という感じで一人客2名に家族連れ2組が蕎麦ができるのを待っています。大きなテーブルの一角に案内されます。お客さんがいるので写真はこのアングルがやっとですが、反対側が庭に面していて明るく開放的です。
浅田のご主人は高橋名人の店「翁」で修行されたそうですが、県内では薮原の「おぎのや」も高橋名人の元で修行されたことで有名です。木曽の古民家を改装した雰囲気のある店です。安曇野翁という店もありますが、まだ出会っていません。翁系は技術的に洗練されたものがあり、玄蕎麦の仕入れなど共同でやっていたりするので似た感じでしょうか。薬味はオリジナルで県内産の辛味大根がおすすめだそうです。葱と山葵は付け足しらしいですね。という訳なので蕎麦は県内産ではないらしいです。
注文はもちろん十割蕎麦にします。1,000円也。
翁系独特のバランスのよい美しい蕎麦ですね。更科まで白くなく、程よく玄蕎麦の風味を残したコシのある蕎麦です。最近挽きぐるみの濃厚な松本蕎麦ばかり食べていたので十割にしてはややパンチが足りなく感じますが、もちろんバランスが良くて旨い蕎麦です。かえしは魚介の風味が強く、甘味も強めで地元の蕎麦より味わいが深いようです。もう一枚食べたかったのですが、このあと信州蕎麦をはしごして比べてみたくなり、混んで来たのもあって打ち止めにします。二八蕎麦(800円)も十割とあまり変わらない味だそうなので翁の打ち方はあまり十割の必要性がないのかもしれません。詳しいことは分かりませんが、「つなぎ」はあくまでつなぎであって蕎麦にとっては本来不要な異物だと思うのですが…。
十割と二八で茹で湯が違うか分かりませんが、蕎麦湯はかなり美味。旨いスープ付と考えれば1,000円は高くないかもしれません。しかし翁系は一枚の量が少ないのでやはりそこがに不満が残ります。そういえばここは漬物も付きません。やっぱり野麦のように大盛りが欲しいですね。

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