2015年01月25日

馬場家住宅ってご存知ですか?

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右奥に見えるのが高ボッチ、中央の辺りが崖の湯、左側は鉢伏山。美ヶ原へ続く山塊です。

松本市郊外の寿台の辺りの街道を車で走っていると

「重要文化財 馬場屋敷」という標識が目につきます。

以前から気になっていたのですが、場所がわかりづらい。

他でいただいたパンフレットで見てみると

江戸時代の豪農の屋敷がほぼそのまま残っているとのことです。

畑の中の雪の凍った細い道を辿ってやっとみつけました。

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ここに来る気になったのは空撮の写真を見てその規模に驚いたからですが

高い建物がないので地上では目立たないのですね。



お寺のような豪壮な表門、両側は門長屋になっています。

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入り口を覗いてみると職員の方たちが雪掻きをしています。

寒いですねえなどと挨拶して300円払い入館します。

地元の人間だというと地元の人でもあまり知らないといいます。

寒い中、他に来場者はありません。

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門を入ると主屋という大きな建物があります。

この地方の民家で多くみられる本棟造りで間口九間、奥行き七間あります。

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後でパンフレットを見ると江戸末期1850年ころの建築ですね。

内部が公開されています。写真もOK。

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玄関の土間の横にある炉とかまどのある板敷のカッテという部屋です。

居間兼キッチンですね。広いので暖房が大変です。

他の部屋は殆ど畳敷きで座敷のような部屋がいくつもあります。

襖を取っ払うと大広間になる、書院のようなつくりです。

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一間幅の畳廊下。家老クラスの屋敷のみたいです。

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二階は屋根裏部屋のような印象。かえって狭くて落ち着きそう。

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障子に映る外の景色が雰囲気あります。

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ドラマのロケにも使われているようです。

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表門やこの主屋の一帯は馬場家から松本市に寄贈されて公開されていますが

奥にはまだ馬場家の所有になっている建物がいくつかあり、

それは公開されていません。

奥蔵、隠居屋、茶室などです。

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公開されている文庫蔵という図書室?には様々な資料が展示されています。

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一間民家風ですが農家にしては豪壮な建物ですね。

代官のような立場も兼任していたのでしょうか。

旧うまやには農具の展示。

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江戸時代の人々が身近に感じられ、とても興味深いのですが

1時間も見ていると、とにかく寒い!足が凍ってきたようです。

暖かくなって花の咲くころまた来てみたいですね。

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2015年01月23日

松本城 松本なんでも日本一 その一


現存する日本のお城の天守閣は12あります。

このうち国宝指定は4城。

どれも建造が古く(西暦1600年前後)、美しいお城ですが

松本城が日本一なのは黒壁の天守として、また平城の天守としてになります。
(現存12城天守のあるお城の中で完全な平城は松本城だけです)
※平城とは平地に建てられた城で行政府としての性格が強い、戦国時代は攻めにくい山城やせいぜい中間の平山城が常識でした。


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圧倒的に美しい城はやはり遺構が多く残っている世界遺産「姫路城」ですが

白鷺城と言われるように白壁のお城です。

子供のころ、有名なお城のプラモデルは殆ど作りましたが

姫路城が一番複雑で地形を生かした造りが素晴らしいですね。

主要な建造物がほとんど残っているのは奇跡的です。

中学生の時には撮影に行きましたが

城内が複雑でアングルによって見え方がいろいろ変るので

一日中走り回っていました。条件を別にすれば圧倒的に日本一のお城です。

新幹線から見た姿も実に美しかった。




彦根城天守は派風の装飾が独特できらびやかですが三層でこじんまりとした印象。

五層の松本城や姫路城に比べると少々迫力に欠けます。

彦根藩はあの井伊家のものですから幕府に遠慮があったのかもしれません。

そういえば五層天守は御三家や外様の有力大名の城に多い気がします。

廓の造りは実践的で変化があります。平城+平山城という感じですね。




犬山城は日本最古と言われていますが、やや小さめですね。

入母屋式という大屋根の上に望楼を載せた天守の原型スタイルです。

木曽川に浮かぶ、戦国の名残を感じる山城の面白さがあります。



松本城は平城なので建物の高層化した現代では街中から見ることができませんが

北アルプスを背景に大きな堀に映る姿はやはり美しいと思います。

それと乾小天守が連結し1632年頃つけられた辰巳櫓―月見櫓の面白さがあります。

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撮影していてバランス的にやや最上階が大きいというイメージがありましたが

当初は犬山城のような手すりの付いた望楼式になっていたらしいです。

江戸期の改築時にそれを外して替りに月見櫓を付けたのでしょうか。

当時はそれ(望楼がない)が時代的センスだったのかもしれません。

または徳川家の天守(江戸城や名古屋城)に模した媚があったのでしょうか。

ともかく後から付けられた月見櫓ですが松本城はこれがあることで

バランス的にも完成しましたし

天守閣群として数倍面白くなったと言えます。

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桜まつりではイベントに使われています。



平城の天守としては金のシャチホコで有名な名古屋城が日本一の偉容ですが

第二次大戦で焼失。いまはコンクリートの天守閣です。

尾張名古屋は城で持つと言われたほどですから

石垣も高く壮大な名古屋城天守はさぞかし素晴らしいランドマークだったでしょう。

大阪城も同じくコンクリート製。見晴らしは素晴らしいですが味気ないです。

それに徳川時代の石垣の上に豊臣時代の天守の形を載っけてるようです。

この両者は平城で造りが江戸時代の権力者の城なので超権威的単調な気がします。

江戸城なども共通で高層マンションのようにどこか面白みがない。



黒壁の現存天守としては松江城があります。

戦国の雰囲気を残す美しい天守ですが明治維新の少し前、1810年に再建されたものです。

幕府の力が強かった時代は焼けた天守の再建は難しかったそうです。



岡山城は白壁の部分がなくほとんど黒壁で五層。伏見・桃山の時代を彷彿とさせる

美しさ。第二次大戦で焼失してければ有力なライバルですね。

松本城同様、烏城という異名があります。

江戸期の建築でしたが、安土城や秀吉の大阪城を模したと言われています。

武骨な感じと装飾的な部分が混在しているところが面白いですね。

角度により歪んで見えるの(やや平べったく見える)が減点。



惜しいのは熊本城、明治初期の古写真がありますが黒壁の雰囲気が

荒々しく存在感がありますが、西南戦争で焼失、今の天守は復元されたものです。

熊本城は弧の形の石垣が高く美しく、スケール感のあるお城なので残念なものです。

宇土櫓という珍しい三層の櫓は残っていて重要文化財です。

廓の造りなども姫路城と共通する面白さがあり

現存すれば姫路城と1位を争うことは間違いありません。



こうして検討すると松本城は平城の、また黒壁の現存天守として日本一となります。

市は現在、二の丸の堀(外堀)を復元しようとしているそうです。

そうなればより景観の美しさは増すでしょう。



松本藩は当時10万石という小藩。それにしては大きな五層の天守です。

戦国時代には武田氏、上杉氏などの戦いの渦中に置かれましたが

安土桃山時代末期、徳川家康の懐刀であった石川数正が城主となったことで

これだけのお城が築かれたのでしょう。

考えてみれば徳川政権が確立する前の不安定な時代に

平城に大きな天守を造るというのも不思議なものです。歴史的に信州は武田氏などの

草刈り場であったため、大きな権力に攻められたら防ぎようがないということなのでしょうか。

権力の象徴として地元の豪族に偉容を示すほうが重要だという考えかもしれません。

盆地の中央部に適当な丘がないというのもありますが

石川数正は豊臣政権で安定すると盲信していたのかもしれません。



しかしこれだけのお城を建てることは家康に対してのリスクがあったらしく

後に、分不相応と石川氏改易の理由の一つとなったそうです。

その後松本藩は徳川家譜代の所領となっても

石川氏が建造した天守閣が現代まで生き残ることになりました。



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2013年07月29日

蓮の花咲く松本城と大名町


太鼓祭りが行われていた松本城では
蓮の花が咲き始めています。

蓮の花咲く松本城

8月中旬まで楽しめるそうです。

太鼓祭りは夜のイベントですが昼間の演奏もありました。
昨夜は飲みに行ってしまったので行けませんでした。

昨年の写真を。

太鼓祭り

松本城を出ると大名町をぶらり。

旧第一勧銀の建物は取り壊される寸前でしたが保存運動が起こり
いまは歴史的建造物に指定されていて結婚式を行うレストランになっています。
アルモニービアンという舌を噛みそうな名前です。

アルモニービアン

裏に繋がるホテルは新築なので最近、
アルモニービアンから丸の内ホテルに改名したようです。

アルモニービアン

今日はディナーショー形式のコンサートをやっていました。

アルモニービアン

アルモニービアン

ここのフレンチで食事をしてみたいのですが

残念ながらなかなか機会がありません。

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2013年06月24日

松本城 22.june 2013

22日土曜日の朝、梅雨の中休みに上高地に行こうと思いました。
しかし松本市内は晴れていますが、北アルプス方面は厚い雲に覆われています。

こちらは駅前大通りの様子です。

朝の松本 駅前大通り

中町です。ちょっと秋みたいな空ですね。

朝の中町

女鳥羽川の畔に建つ古びた喫茶店。

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惣掘とかき船。

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松本城二の丸。外堀の色がきれいです。

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結局、また松本城まで来てしまいました。

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回り込むように動画を撮ってみましたブレブレですが
YouTubeの機能でブレを軽減できました。
動画編集ソフトのロゴが動いていて
なぜか全体的にスローモーションになっています。



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写真は縦位置で撮影できるのがいいですね。

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タグ:初夏 松本城
posted by ナカムラタケシ at 01:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 松本城・みどころ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月08日

松本城夜桜会

松本城で開催されている夜桜会というイベントに行ってきました。毎年、松本城管理事務所による桜の開花宣言の3日後から8日間連続で行われます。今年は4月6日から4月13日まで。本丸庭園が夕方5時半から夜9時まで無料開放されています。

松本城に着いたのは6時過ぎ。次から次へと観覧客が集まってきています。みんな桜が好きなんですねえ。入場門にあたる黒門をくぐると一本のしだれ桜があります。ここが一番の撮影ポイント。

松本城夜桜会しだれ桜

三脚を使いましたが、桜自体が風で揺れているのでぶれてしまいます。こういうときは松本城にピントを合わせなくてはなりませんね。すでにたくさんのカメラマンが陣取り、いいポジションが取れないので天守閣近くの桜に移動してみます。ライトアップされた桜と松本城、バックの青空が暗くなってきて明るさのバランスが良くなってきました。

松本城 夜桜会

ワイドレンズで桜メインに撮影するとこんな感じです。

松本城の夜桜

天守閣に連結している珍しい月見櫓では琴や尺八、フルートなどの演奏が行われています。スピーカーで城内に響き渡っていますが、雅楽だとゆったりした気分になります。

松本城夜桜会の演奏

撮影しているとかなり冷え込んできました。豚汁の販売(250円)には行列ができています。具が少なくて味も薄いけど量は多くて体が温まります。

城内から桜の多い北側のお堀端に向かいます。堀に映った桜の並木が夜は幻想的な雰囲気を醸し出していました。

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こちらにもたくさんの人が集まっています。

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ケイタイで桜を撮影する人々のシルエットです。

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松本城の桜は今日明日位が見ごろではないでしょうか。行きたい方はお早めにどうぞ。


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posted by ナカムラタケシ at 23:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 松本城・みどころ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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